Toshikawa Daiki

歳川 大貴

1991年生まれ。広島県呉市出身。
X+BIT代表取締役。映像クリエイター、映像作家として活動。広島のサブカルチャーを特集した動画やヒップホップレーベル9sariのMVなど独特の世界観をクールに表現している。

What's your color?Express your colors in depth.

今のオフィスで気に入っているポイントは?

今のオフィスで気に入っているところは外観です。コンクリートの打ちっぱなしのデザイナーズみたいな雰囲気がとても気に入っています。

広島の好きなところは?

広島の好きなところは人ですね。 広島って結構閉鎖的な街だと思っていて、あまり他の人に自分のことを知ってもらいたいみたいな人が少ない印象なんですけど、この街のことを深く知っていくと、地元の人たちにはすごく熱い思いを持っている人が多くいるってことがわかってきて、そういった人情的な街だから、そういうところが好きですね。

日常のルーティーン、やめられない癖みたいなものは?

日常のルーティーンは、常に街や通勤で車運転しててもロケ地を探してしまうことですね。良い感じの場所を見つけたら、今度作品作りで使ってみようだったり、常に映像を撮る場所を探している感じです。

趣味は?

趣味は映画を撮影者やディレクションの視点で見ることです。映画を見ながら撮影の画角や構成、監督の伝えたいことを自分で想像しながら見ることが好きなので、内容は全く頭に入ってきません(笑)。

好きな音楽、思い入れのある映画は?

思い出の曲はBLACK EYED PEASのWhere is love?ですね。この曲は自分が窮地に追い込まれた時に必ず聴く曲で意味合い的には恐らく反戦歌なのですが、俺よりも悲惨な現場の人たちがいるから、こんなんでへこたれてらんねぇみたいなノリで気合いが入りますね。 映画に関しては、完全に木村太一さんのLost Youthです。内容はかなりブラックな内容で多分普通の人が見ても理解できない内容なんですが、とにかく構成や描写が素晴らしい。僕が憧れている監督なので作品はいつも参考にさせてもらってます。

X+BITについて、活動のきっかけは?

X+BITをやり始めたきっかけは、広島のメディアを見渡した時に、自分が面白いと思えるメディアがなかったからです。捻りのない普通の発信というか、その概念を覆したくて自分でコンテンツを作ろうと思ったのがきっかけです。初めは全く誰にも見向きもされなかった活動ですが、徐々に広島では認知がついてきたメディアだと実感しています。このメディアを通して、本当に多くの方と出会えて、常に刺激をもらえています。本当に映像もまだまだ模索中なのですが、このメディアの成長と自分のスキルがシンクロしていて、どんどん映像の魅力が分かってきて誰がなんと言おうとやってきてよかったなって。

X+BITについて、活動のきっかけは?

X+BITをやり始めたきっかけは、広島のメディアを見渡した時に、自分が面白いと思えるメディアがなかった。想像通りの発信というか、その概念を覆したくて自分でコンテンツを作ろうと思ったのがきっかけです。初めは全く誰にも見向きもされなかった活動が、徐々に広島では認知がついてきたメディアだと実感しています。このメディアを通して、本当の多くの属性の方と出会えて、常に刺激をもらえています。本当に映像もまだまだ模索中なのですが、このメディアの成長と自分のスキルがシンクロしていて、どんどん映像の魅力が分かってきて誰がなんと言おうとやってきてよかったなって。

数あるコンテンツの中で、「ローカルなカルチャー」になぜフォーカスするのか?

ローカルなカルチャーってもっとスポットライトが当たって良い場所だと思うんですよ。彼らがやっていることって、まさに職人というか、僕らには到底理解できない次元や発想で仕事してるんですよ。そういう人たちがもっと世間に出ていける、そんな時代になればいいかなって。やっぱりコアでディープなことをやられている人の魅力を多くの人に知ってもらって、それが視聴者の方々にとって何か新しい価値観が芽生えるきっかけになることが自分たちが存在する意義だと感じているので、今後もそこは絶対に大切にしたいですね。

独自の撮影スタイルなどはある?

僕は元々普通では考えられないような世界で過ごす方々に興味があって、宗教団体の方にアポなしでカメラ持って突撃したり、立ちんぼの売春婦の方にインタビューをお願いしたり、結構飛び込みで撮影交渉するところが周りから見ると飛んでるみたいです(笑)。

作品を作る上で大事にしていることは?

仕事で大切にしていることは、機材に頼らないこと。そして最近では自分がカメラを持たないことを意識しています。僕はカメラのセンスはないと自覚しています。それよりも俯瞰的にどういう描写がカッコいいのか、この人はどういう人格なのかを理解するようにしています。カメラを持っちゃうと僕の場合それがわからなくなる。だからカメラを人に任せて自分は常に俯瞰的に視聴者の目線で見ています。

自分の中で一番大切にしている価値観はなんでしょうか?

人生で一番大切にしていることは、普通を疑うこと。常に自分が見ているもの感じているものは本当に真実なのか疑うようにしています。自分の価値観の中で、普通の映像を撮る作品ほど面白くない作品はないなと思っていて、普通というものはこの世に存在しないと思って生活していますね。

これまでの人生で影響を受けた人物は誰でしょうか?

完全に木村太一監督です。作品もそうなのですが、彼の考え方やインタビュー記事を見ていると、考え方のユーモアやストレートな表現に衝撃を受けました。予算がない中で自分を安売りするクリエイターが多い中で、儲からない仕事はやらない、ふざけんじゃねぇみたいな内容の記事があって、その姿勢にものすごく共感しました。もし僕が作品を全て自由に作れるなら、木村太一監督の作風を参考にさせてもらいますね(笑)。

今後のビジョン、目標はどういったものでしょうか?

今後はやりたいことはたくさんあって、一番は長編のドキュメンタリーをやりたいなと。僕が一番得意としているジャンルはドキュメンタリーです。現実をしっかりありのまま伝える、エフェクトや編集で誤魔化さない美しさがドキュメンタリーにはあると思っていて、僕はそういった誤魔化さないという美学を追求したいと考えています。 そして、MVも勉強中なので今後は有名アーティストをやっぱり撮っていきたいですね。

視聴者の皆様へメッセージ

X+BITとして活動を始めて、いろんな人に出会えました。これからもっと自分の知らない世界で生きている人を発掘して、皆様にも少しでも人生のスパイスになるようなコンテンツを発信していけたらいいなと思います。